小型自動二輪免許の取得条件
小型自動二輪とは、排気量が51cc以上で、125cc以下の自動二輪車を指します。
中型自動二輪よりも乗れるバイクの排気量は小さくなりますが、保険の費用などが安く、維持費があまりかからないことから、比較的人気があります。
排気量は中型と比べて小さいものの、町中を走るには十分パワフルな走りを味わうことができる上、2人乗りも可能なので、バイクの醍醐味を十分味わうことが可能です。
ただし、高速道路は走ることができないので、ツーリングで高速道路の走りを楽しみたいという人は、この点を考慮して免許取得を検討する必要があります。
小型自動二輪免許は、満16歳以上であれば取得可能です。
免許取得にあたり、身体的な条件もいくつか決められています。
まず視力が両目を合わせて0.7以上あること、片目の視力が0.3以上ない人は、左右の視野が150℃以上あることが条件です。
また、信号機の色にあたる赤、青、黄の3色をきちんと識別できること、警告音のサイレンが聞き取れる程度の聴力を持っていること、また小型自動二輪の運転において支障のない体力をがあることなども、身体的な条件として定められています。
学力については、読み書きが正常に行なえ、交通ルールを理解することができれば、特別な学力は必要ありません。
ちなみに、過去に免許取消処分を受けている人は、欠格期間を満了してからでないと、免許の再取得ができないことになっています。
再取得の際は、教習所によって所定の書類が必要となる場合がありますので、免許取消の処分を受けたことがある人は、通う予定の教習所に確認してください。
免許取得までの流れ
小型自動二輪免許についても、ほかのバイクの免許同様、教習所に通って所定の教習を受け、卒検を受けた後に試験場で試験を受けて免許を取得する方法と、直接試験場で試験を受け、免許を取得する方法の2種類があります。
二輪車の場合、自動車のような修了検定や仮免許といったシステムはありません。
試験場に直接試験を受けに行く場合は、試験が学科と実技の両方を受験する必要があるのに対し、教習所に通っていた人は、学科の試験のみで免許を交付してもらえます。
また直接試験場で試験を受けた場合、学科と実技両方の試験に合格した後、所定の講習を受講する必要があります。
小型自動二輪免許を始めて取得する人は、バイクの乗り方について知識があまりないと思われ、この場合は多くの人が教習所を利用した上で免許を取得しているようです。
試験場に直接試験を受けに行く人は、過去に免許を取得していたけれど、何らかの事情で持てなくなってしまった人が、再度取得する際に利用しているケースが多いです。