投稿者: master

  • ヤマハバイクの特徴

    ヤマハバイクの特徴

    創業以来積極的にレースに参加しているバイクメーカー

    公道を走るバイクを見ていると、ヤマハのバイクを乗っているライダーはかなりの頻度で見かけます。
    ヤマハはほかのバイクメーカーと比べると、洗練されたデザイのバイクが多く、スタイル性を重視したバイクを多く開発しているのが特徴です。

    どちらかというと近未来的な、レーサー向けの走りを楽しむ人が、ヤマハのバイクを選択しているようなイメージがありますね。
    実はヤマハは、1955年に創業されてから、積極的にバイクレースに参加していて、世界1位の発動機のシェアを誇るホンダに次いで、ヤマハの発動機は世界中のレースで活躍しています。

    代表的なバイクとしては、創業年に展開された「YA1」というバイクがあり、これは当時黒いバイクが多かった中、唯一鮮やかな赤をボディカラーとして用いたことで話題となり、「赤とんぼ」とも呼ばれています。

    YA1は当時行われた「浅間火山レース」で優勝を飾るなど華やかな成績を残し、オフロード選手権でも活躍しました。
    その後ヤマハやオフロードバイクの伝説ともなる「DT-1」というバイクを開発します。

    DT-1は、狭い山道をスムーズに走ることができるよう、ボディをスリムにすること、重量もできるだけ軽くすることなどをテーマに開発されたバイクです。
    当時こうした条件を満たすバイクはどのバイクメーカーでも開発しておらず、ヤマハも開発までには相当な苦労を要したそうですが、見事最初に掲げた目標をクリアしたバイクが完成しました。

    三輪オートバイも話題

    洗練されたデザインを重要視してバイクを開発し続けてきたヤマハですが、その後なんと前輪を2つ、後輪を1つで構成した三輪オートバイを開発します。
    この三輪オートバイは、タイで人気を集め、ヤマハのテーマでもある近未来的なデザインと、躍動感のある走りを見せててくれています。

    この三輪オートバイのポイントは、2つの前輪にブレーキが2箇所ついているので、ブレーキング力が非常に優れているという点です。
    バイクの運転で一番重要なことは「止まる」こと、安全面においても停止することは非常に重要ですので、前輪のブレーキ力を高めることで、より安全な運転を実現しています。

    こうした、これまでの常識を覆すような、常に新しいバイクを作り続けているという点も、ヤマハの特徴だといえるでしょう。
    新しいデザインであるけれども、安全性が高く、日本にも海外にも受け入れられやすいバイクを開発している点も、ヤマハの実力といえるのではないでしょうか。
    これからも多くのライダーを魅了する、美しくしなやかな走りを実現するバイクを開発してくれることを期待したいですね。

  • バイクのブレーキングテクニック

    バイクのブレーキングテクニック

    バイクの運転でもっとも重要なのは「止まる」こと

    バイクの運転でもっとも楽しいのは、当然ながら「走る」ことですが、もっとも大切なのは「止まる」ことです。
    きちんと止まることがでいないと、コーナリングも十分に楽しむことができませんので、まずは「正しく止まる」という技術を身に着ける必要があります。

    とはいえ、ただ止まれればよいというわけではありません。
    実際の道路にはほかのバイクや車などがたくさん走っていますので、こうした対向車などが存在する危険性を予測しながら走る、止まるという柔軟な運転姿勢が安全なライディングには不可欠です。

    ライディングにおける危険は、自分以外のドライバーやライダーにあると考えがちですが、実は一人ひとりの運転者自身に潜んでいます。
    それぞれのドライバーやライダーが、安全な運転を心がけることで、自然と安全なライディングを楽しめるもの。
    まずはそれぞれのライダーが正しい運転技術を身につけ、それを日々実行できる心構えをもちたいですね。

    正しいブレーキングとは

    ブレーキングは当然「止まる」という技術になりますが、止まるといってもいろいろなシチュエーションがあります。
    コーナーを曲がるためにブレーキングをかけることもあれば、事故などの危険を回避するために減速、完全停止をする場合もあります。
    いずれにしても重要になるのは、前後のブレーキをバランスよく使うという点です。

    ブレーキングの基本は前後同時にかけるということですが、ブレーキングのシチュエーションに応じてかけかたを変えることで、より効果的な減速や停止を行なうことができます。
    前後のブレーキを同時に使用すると、車体が安定したまま減速し、停止することができるので、もっとも活用されるブレーキングのひとつです。
    膝と太ももでタンクを挟み、しっかり上半身を支えることで、運転姿勢を正しい状態に保つことができます。

    ブレーキングは、指を2本がけする方法と3本がけする方法がありますが、通常は2本がけでも十分なブレーキ力を発揮できるので、前後同時にブレーキをかける際は、2本がけでも十分です。
    指をグリップにより多く残しておくほうが安定感がありますので、基本は2本がけでブレーキングしましょう。

    3本がけでブレーキングするときは、より強いブレーキングが必要な場合です。
    必要に応じて2本がけと3本がけを使い分けることで、シチュエーションに応じた正しいブレーキングが可能となりますので、日頃から練習しておくとよいですね。

    ブレーキングは停止するときだけでなく、減速する際など、いろいろな場面でたくさん行なうことになります。
    これからライダーとしてバイクを楽しもうと考えている人は、まず正しいブレーキングを習得し、より安全なライディングに活かしてください。

  • バイクの正しい乗車姿勢

    バイクの正しい乗車姿勢

    正しい姿勢でバイクと一体化

    排気量などによっても違いがありますが、基本的にバイクはかなりの重量があります。
    体の力で支えながら運転するということはとても不可能なので、正しい姿勢で運転することでバイクと一体化し、下半身でしっかりバイクを安定させながら運転することが重要です。

    体が固くなっていると長時間のライディングはもたないので、無駄な力は入れずに上半身はリラックスした状態にしておくと長時間のライディングにも耐えられるほか、自分の体もきつくなりません。

    こうしたバイクの乗車姿勢は、白バイに乗っている姿を見るととても勉強になります。
    例えば、白バイに乗っている人を見てみると、シートのかなり後ろの方に座っていることがわかります。
    これは、町中を低速で走ることの多いときに有効な座り方で、後部に座って腰を低くすることでハンドルの操作がしやすくなります。
    また重心をリヤ側にかけて旋回するなど、低速で長時間走行をする場合でも疲れにくい姿勢を保てるのですね。

    各パーツの正しい姿勢について

    全体的には、背中を軽く曲げて状態を少し前かがみにすることで、腕に余裕が出て運転しやすくなります。
    頭は常に水平の位置に保ち、常に広い範囲を見渡せる姿勢を保つことが大切です。

    肩の位置はとても重要で、力が入りすぎてしまうと腕や手も力が入ってしまうので、柔軟な運転ができなくなってしまいます。
    肩の力は軽く抜き、常に下に下げておくようにしましょう。
    肩が上がって力んでしまっていると感じたときは、意識的に深呼吸をするなどしてリラックスすることが大切です。

    肘はピンと伸びた状態だと力が入りすぎて柔軟な運転ができなくなってしまうため、こちらも少し曲げておき、クッションのように使用できるようにしておきましょう。
    ただ、曲がりすぎてしまうと運転しにくいので、バランスが重要になります。

    手はグリップに対して少し斜めの位置においておくのが理想です。
    力強く握ってしまうと運転が固くなってしまう上に、長時間のライディングがきつくなってしまいますので、できるだけ軽く握るのがポイント。
    手首の角度は120度くらいでおいておくと運転しやすいです。

    腰は必ず左右対称に、まっすぐ座ってください。
    燃料タンクと体の隙間を少し開けておくことで、余裕のある姿勢を保つことができます。
    膝や足もリラックスした状態で、かつしっかりバイクを支えられるようバランスを取ることを意識した姿勢をつくりましょう。
    ステップにはつま先やかかとではなく土踏まずを乗せることで、安定した走りを保てます。

    ひとつひとつ取り上げてみると面倒な印象があるかもしれませんが、実際に運転しやすい姿勢を文字にしてみると、このような姿勢であることが多いと思います。
    最初から正しい姿勢を習慣付けることができれば、その後のバイクライフがより楽しくなりますので、ぜひ意識してみてくださいね。

  • 普通二輪免許の取得方法

    普通二輪免許の取得方法

    普通自動二輪車免許の定義と取得条件

    普通自動二輪車免許は、排気量が51cc以上、400ccまでの二輪車を運転することができる免許です。
    自動二輪車はもちろん、小型特殊自動車や、原動機付自転車の運転もできます。
    原付や小型バイクは車検がありませんが、中型バイクになると車検が2年に1度必要になりますので、普通自動二輪車免許を取得してバイクに乗る人は、こうした点も考慮し、責任を持ってバイクライフを楽しんでください。

    普通自動二輪車免許は、満16歳以上から取得できます。
    そのほか、視力が両目で0.7以上、片目0.3以上あること、もしこれらの条件が満たせない場合は、視野が左右150°以上あることが必要です。
    また、赤、青、黃の信号機の色をきちんと識別でき、400ccまでのバイクを乗りこなせる身体能力や、交通規則を理解できる学力があることが条件として定められています。

    すべての二輪車免許に共通していますが、取得においてアルコール中毒や麻薬中毒など、何らかの中毒にかかっている人や、交通違反で免許取得において欠格期間中の人については免許を取得する資格がありません。

    欠格期間については、終了後は取得可能となりますが、指定の自動車教習所に入校し、「取消処分通知書」や、「運転免許経歴証明書」といった書類が必要となる場合がありますので、再免許取得については最寄りの教習所に確認してください。

    免許取得までの流れ

    普通自動二輪車免許の取得については、教習所で教習を受けた後に試験場で試験を受けて取得する方法と、直接試験場などで試験を受けて免許を取得する方法の2種類があります。

    教習所に通う場合は、所定の技能教習や学科教習を受け、その後卒業検定を受けて合格したら、試験場で試験を受けます。
    教習では、基本的なバイクの運転方法などを学び、路上教習はありません。
    技能教習については、1日2時限まで受講することができます。
    試験場では学科試験のみ行われ、合格したら所定の手続きを経て即日免許を取得することが可能です。

    直接試験場で試験を受ける場合には、技能試験と学科試験の両方を受ける必要があります。
    試験に合格したら、免許取得に必要な講習を受けた後免許を取得することができますが、この講習には試験費用のほかに別途講習費用が必要です。

    初めてバイクに乗るという人は、教習所でしっかり技能と学科の教習を受けてから試験を受けたほうがスムーズに免許を取得できます。
    再免許取得の人は、これまでバイクを運転していた経験があるため、直接試験場で試験を受ける人が多いようです。
    うっかり失効などで免許がなくなってしまった、という人は、試験場で試験を受けるほうが、時間も費用も節約できますね。

  • 大型二輪免許の取得方法

    大型二輪免許の取得方法

    大型自動二輪免許の取得資格

    普通自動二輪車免許や原付免許は、それぞれ運転できる二輪車の排気量に制限があるのに対し、大型自動二輪免許は制限なし、かつマニュアル車とオートマチック車の両方を運転することができます。

    免許を取得するにあたり必要となる条件は、満18歳以上であることが第一条件です。
    次に、視力が両目で0.7以上あり、片目が0.3以上の視力があること。
    もちろんメガネやコンタクトレンズなど、視力矯正アイテムを使用することは可能ですが、それでも片目が0.3に満たない人は、視野が左右で150°以上あれば資格条件を満たしたことになります。

    次に、信号の色である赤、青、黄の3色をしっかり識別できることや、90デシベルの警音器の音を聴くことができる聴力も必要です。
    聴力については、補聴器を使用しても構いません。
    学力や運動能力については、大型自動二輪車を運転できる程度であれば大丈夫。
    いろいろな条件が設けられているものの、多くの人が問題なくクリアできるでしょう。

    免許を取得できない人としては、麻薬やアルコール中毒の人、交通違反などで行政処分を受けており、まだ欠格期間中の人などが当てはまります。
    これらの条件をしっかり満たしている人であれば、大型自動二輪免許を取得することが可能ですが、条件改定などが発生する可能性も考えられますので、免許を取得を検討している人は、必ず教習所に確認してください。

    免許取得までの流れ

    免許取得においては、教習所に通って取得する方法と、教習を受けずに試験場などで直接受験して取得する方法の2種類があります。

    教習所に通う場合は、大型二輪の実技と学科、それぞれの必要な時間分の教習を受けて、卒業検定試験を受けます。
    大型二輪免許には修了検定や仮免許といった制度がないため、卒検に合格したら、試験場で免許の試験を受けられます。
    教習所の場合は、試験場での試験は学科のみとなり、合格すればその場で免許を受け取ることが可能です。

    教習所に通わずに直接試験を受ける場合は、試験は学科と実技の両方を受験する必要があります。
    合格したのち、合格者が受ける講習を受け、修了したら晴れて免許取得という流れです。

    直接試験を受けるほうが、費用も免許取得までのステップもかなり手軽になりますが、実技試験は大型二輪車の運転に必要な技術が細かくチェックされますので、初めてバイクを運転する人が直接試験で免許を取得するとなると、かなりハードルは高くなるでしょう。

    直接試験を受けて免許を取得する人は、何らかの事情で免許取り消しの処分を受け、欠格期間を満了して再度取得するなど、ある程度の知識と技術を持っている人が多いようです。

  • バイクショップについて

    バイクショップについて

    ライダーにとってバイクショップは重要な存在

    バイクショップは、一言でいえばバイクを販売しているお店です。
    しかしライダーにとってのバイクショップは、ただバイクを買うだけではなく、さまざまな意味を持った特別なスポットになります。

    例えば、初めてバイクを購入する人にとって、バイクショップはバイクの知識を得るための重要な学びの場です。
    そして、バイクが大好きで、子どものおもちゃ同様に心躍るアイテムなのであれば、バイクショップはそのライダーにとって絶好の遊び場となるでしょう。

    そのほか、ライダースクラブを運営しているバイクショップなら仲間が集う場所、メンテナンス方法を教えてもらう場所など、バイクショップは実に多くの役割を果たす、ライダーにとってなくてはならない場所なのです。

    バイクショップの種類

    ライダーにとって必要不可欠な場所であるバイクショップですが、いろいろな種類があります。
    一番最初に思い浮かぶのは、街のバイク屋さんではないでしょうか。
    自転車と一緒にバイクも売っているようなバイクショップは、「中小規模バイク販売店」と呼ばれるバイクショップです。
    販売するバイクのメーカーや大きさに決まりはないので、そのショップによって販売されているバイクはさまざま。
    スクーター専門のお店もあれば、いろいろなバイクをバリエーション豊かに販売しているショップもあります。

    ヤマハ、ホンダなど、各メーカーが展開しているバイクショップは「メーカー系直営店」と呼ばれます。
    当然ながらそのメーカーのバイクしか販売されていませんが、各メーカーのバイクが豊富に揃っているのがポイントです。
    メーカー系直営店のバイクショップに通う人は、「自分はこのメーカーのバイクしか乗らない!」と決めている人が多いと思われます。

    新車の海外メーカーのみを取り扱っているバイクショップは、「外車直系ディーラー」と呼ばれます。
    ハーレーダビッドソンやBMWなどの海外メーカーといったバイクを輸入している日本の輸入元と代理店契約を結んで、個人や企業がバイクショップを展開している形です。
    外車直系ディーラーではツーリングや勉強会などのイベントが定期的に開催され、ライダー間の交流を深めることができます。
    外資系のバイクが好きな人で、近くにライダー仲間がいない人は、こうしたショップを通じて仲間を見つけられそうですね。

    こうしたさまざまなバイクショップの中で、自分に合っている、自分が長く通いたいと思えるバイクショップを見つけると、今後のバイクライフがとても楽しくなると思います。
    大手バイク販売チェーン店などは気軽に入ることができる上に、イベントを企画しているショップも多いので、ちょっと足を運んでみるとよいでしょう。