バイクに乗らない人でも知っている「ハーレーダビッドソン」
ハーレーダビッドソンはアメリカのバイクメーカーで、1903年にダビットソン兄弟が設立しました。
ちなみに「ハーレー」という名前は、バイクの心臓ともいえるエンジンをウィリアム・シルヴェスター・ハーレーという人物が開発したことが由来となっています。
ハーレーダビッドソンの特徴は、なんといってもその個性的な外観です。
パッと見ただけで、バイクに乗らない人でも「ハーレーだ」とわかるほど印象の強いその外観は、ハーレーを選ぶ最大の理由であるといえます。
ハーレーダビッドソンが国内に輸入されたのは1912年、日本陸軍が輸入をしたのが最初です。
その後軍用車両として活用されていましたが、1989年に日本で「ハーレーダビッドソンジャパン」が設立されたことにより、正規販売が行われるようになりました。
ちなみに、それまでの間に「陸王」という名前でハーレーダビッドソンがライセンス販売されていた時期もあるようです。
ハーレーを好む人、好まない人
バイクを愛しているライダーで、ハーレーを選ばないという人は、その魅力が分からないといいます。
ハーレーのエンジン音が好きだという人に対して、ハーレーはエンジン音が一定ではないのでバイクの調子が理解しにくく、バックギアもついていないのでバイクとしての魅力を感じない、ハーレーが好きだといっている人はただのミーハーだ、という考えの人も少なくありません。
たしかに、ハーレーのファッション性に惹かれている人が多いのは確かかもしれません。
ただ、ハーレーが好きな人は、その外観からエンジン音の不規則性、重さ、いかつさなど、ハーレーを選ばない人が理由にしている点に魅力を感じていますので、こればかりは好みということになるでしょう。
また、ハーレーをカスタマイズする人は、わざと旧式な改良を行い、操作性を悪くするようにしている人も見受けられます。
ハーレーの魅力は、一般的な走りや操作性などは関係ない、その自由さだといえそうです。
大きいバイクに魅力を感じないという人でも、ハーレーについてはある程度の知識を持っている人が多いですし、「嫌い」といっている人も、ハーレーについて深く知っている、ハーレーに魅力を感じないことを認識するために、まずは購入して乗ってみるという人もいるほど、話題の中心となっていること自体が、その存在感を物語っています。
ハーレーを選ぶ人でも、選ばない人でも、ハーレーを通すことでさまざまな話題が出てくるのは確か。
ハーレーは好きじゃないという人でも素通りできない、そのこと自体がハーレーの魅力を物語っているといえるのではないでしょうか。